この度「そこに鳴る」さんの新譜「ゼロ」のアートワークを担当させて頂きました。
 
まずは新譜より一聴頂ければ。





 
実はギターボーカルの鈴木さんは小中学校時代の後輩です。
 
でもそれを知ったのは後からの話。
 
 
音楽の良さに気づき、その中でも特に「凛として時雨」に惚れ込んでいた大学時代。
後にインテリアと化すテレキャスターモデルのギターを買ったりした頃。
 
「後輩に居た鈴木って子がバンドしてるらしいよ」なんて耳にしました。
 
「ほ~ん」て感じだったんですが、ふと調べてみるとなんと「凛として時雨」をリスペクトする
DOPEな時雨ER(シグラー)だったではありませんか。
 
しかもオリジナルで上げているデモ音源がカッコいい。
 
ところが、人の顔を基本的に覚えていない自分は「鈴木」が誰なのか全くわかりません。
 
その時は「遠巻きに応援してるよ!」オーラを送るに留めることにしたのでした。

 
* * *

 
ほんのりシンパシーを感じたまま時は経ち、凛として時雨のライブチケットを確保することで
「これでしばらく生きていける...」なんてAZAYAKAな延命処置に成功していたある日のこと。
 
「Twitter」にDMが届きました。
 
「そこに鳴るというバンドのgt/voで活動しております鈴木と申します」
 
「アートワークをお願いしたいと思いご連絡差し上げました。」
 
 
断る理由がありません。
 
でも誰だっけ!とりあえず会おう!!
 
「多分、知り合いだろう」というふわふわ気味な憶測の元、
待ち合わせ場所を決め、打ち合わせの日を向かえます。

 
知り合いでした。
 
在学中はあんまり交流無かったけど。
その顔知ってるYO.
 
廊下で見たことある。
 
まさか君があんな凄まじいTechnicギターを弾き倒すバンドマンになってるなんて!
 
髪めっちゃ白いし。(毛根にだけは気をつけてキープして欲しい。白髪めっちゃいいよ。)
 
 
鈴木さんは自分のことを知ってくれていました。
 
「後輩かも」と呟いた自分のツイートから、旬の鮭ばりに遡上し「あの人や!」と特定してくれていました。
 
小学校の時、ノートに漫画描いてたんですが、それが回し読みされ、ひとつ下の学年にまで至っていたそうです。
 
黒歴史がそんなところまで散布されたなんて......、という事実を20年越しくらいに知り、
mental destrudo に包まれましたが、そんな縁でご依頼を頂けたのも運命なのか。
 
有難う。
 
 
鈴木さんとじっくり話したのはその2~3時間でしたが、
いろんなものが伝わってきました。
 
そして、今回のミニアルバム「ゼロ」が半端じゃなく凄ェものになるであろうという事も。
 
己が照準を合わせた対象に向かい、歩んでいける人は素晴らしい。
 
自分も創作者の端くれなので、何かを生み出すときの葛藤、失望、絶望、高揚、
外から内から押し寄せる様々な圧力、少しはわかります。
 
そんな混沌とした灰色の渦中、心の眼をこじ開けて前へ進む、今回のジャケットにはそんな意味も込めました。
 
 
とりあえず今は、無事に「ゼロ」が発売され、多くの人の手元に渡っていることが自分の事のように嬉しいです。
 
そして、願わくば多くの人にライブへ足を運んで欲しいな。
 
「そこに鳴る」が放つ「かっこいい音」は、理屈や批評を超えた衝動として、必ず皆の心に刺さります。
 
あの日から、あの時から、そこで鳴り続ける衝撃をあなたにも是非、是非、是非...。

fin025-ok
 
 


















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そこに鳴る/ゼロ - TOWER RECORDS ONLINE